上海市内の中運量BRTシステムの区間運転系統「71路区間」が、2023年11月3日より虹橋枢紐まで延伸され、上海虹橋駅及び上海虹橋国際空港に接続することになったと新聞晨報が伝えている。
上海71路は浦西地区の延安路を東西に結ぶ中運量のBRTで、虹橋枢紐近くの申昆枢紐站(バスターミナル)までを結んでいたが、虹橋枢紐には乗り入れておらず連絡バスに乗り継ぐ必要があったが、今回の延伸により上海市内から虹橋枢紐に直接到達することが可能になった。
但し今回の乗り入れが行われるのは単独車両の「71路区間」系統で、連接バスを使用して外灘まで乗り入れる「71路」系統は従来通り申昆枢紐站までとなる。
このため虹橋枢紐から外灘までは直通とはならず途中の駅(停留所)で車両を乗り継ぐ必要がある。
また虹橋枢紐の駅(停留所)は上海虹橋駅の西側の、上海天地ショッピングセンターとの中間に設置されるため、空港利用客にとってはやや離れた場所となる。
なお今回の延伸に伴い設置された新しい停留所は翔路站、蘭虹路站、甬虹路站、紹虹路站(虹橋枢紐站)、錫虹路站、興虹路站、寧虹路站、天山西路站、申昆路站、豊虹路站の9つで延伸距離は9.5㎞としている。
(参考 上海71路・71路区間)