上海市南部の奉賢区と市内の間に上海初となるBRT(bus rapid transit)路線が今年建設されることになったと新聞晨報が伝えている。
奉賢区の関係者によると、このBRT路線は奉賢区の南橋汽車站(バスターミナル)と浦東新区の東方体育中心を結ぶもので、全長33.5キロの上海初のBRT路線となるとのこと。
予定では今年前半にも着工され、2018年にも供用開始となる見込みだとしている。
現在のところ市内に出るには、通常のバス路線しかない奉賢区だが、現在軌道交通5号線の延伸工事も始まり、このBRT路線の開通とともに陸の孤島状態が一気に解消されることが期待されている。
※BRTとはバスを基盤とした大量輸送システムで、幹線道路に専用のレーンと停車場を設け運行される。近年建設の安い交通システムとして世界各都市で導入が行われている。