市域機場線(上海エアポートリンクライン)
市域機場線の概要
市域機場線(上海エアポートリンクライン)は上海浦東国際空港と虹橋枢紐(上海虹橋国際空港・上海虹橋駅)間68.6㎞を約40分で結ぶ鉄道で、2024年12月27日に初期開業として虹橋2号航站楼駅ー浦東1号2号航站楼駅間が開業した。
正式名称は『上海軌道交通市域鉄機場聯絡線』で地下鉄とは別区分の「市域鉄(SUBURBAN RAILWAY)」として区分される。
全体計画では上海浦東国際空港に隣接する上海東駅を起点としており、上海浦東国際空港の1・2号及び3号の2個所のターミナルを経て、上海市南部を横断し上海市西部の虹橋枢紐へ接続するものとなっており、上海市の2大空港を一体化させるほか、上海虹橋駅を発着する高速鉄道路線を通じて中国内陸部と世界各都市を結び付ける重要な役割を果たす鉄道とされる。
市域C型と呼ばれる4両編成或いは8両編成の電車車両で運行され、途中の上海国際旅遊度假区駅が上海ディズニーランドへの玄関口となるほか、景洪路駅で軌道交通15号線、中春路駅で9号線に接続し、将来的には三林南駅と康橋東駅でも軌道交通線に接続する予定になっている。
市域機場線の運転区間
虹橋2号航站楼駅-上海虹橋国際空港、上海虹橋駅、2号線・10号線・17号線乗換え
中春路駅-9号線乗換え
景洪路駅-15号線乗換え
三林南駅-(19号線と接続予定)
康橋東駅-(21号線と接続予定)
上海国際旅遊度假区駅-上海ディズニーランド
浦東1号2号航站楼駅-上海浦東国際空港、2号線・リニア線乗換え
浦東3号航站楼駅(整備中)-
上海東駅(整備中)-
市域機場線の運行間隔
◇月曜~日曜
◇06:00~22:00
・虹橋2号航站楼~浦東1号2号航站楼 15分間隔
市域機場線の利用
○市域機場線の乗車には予約の必要はなく、順次乗車が可能。
○チケット購入は駅の自動券売機で購入となり、現金のほか一部販売機ではVISA、MASTER、JCB、AMEX、DINERS等の国際クレジットカードも使える。
○窓口は英語が通じるが、日本語はほとんど通じない。
○改札口は全て自動改札化され、上海公共交通カード(アプリを含む)、随申請アプリなどの所持者は改札口でセンサーにかざすことにより入場することができる。
※チケットは全てIC内臓のカードとなっていて折り曲げたりしてはいけない。
市域機場線の運賃
○普通運賃は0.45元/㎞に設定され、虹橋2号航站楼駅-浦東1号2号航站楼駅間は26元でそのほかの区間は下記の通りとなっている。
○上海公共交通カード(アプリを含む)などを同一媒体を利用して上海の公共交通の利用額が同月内に満70元に達すると以降は1割引きの優待を受けられる。
○公共バスと120分以内に乗り継ぐと1元の乗り継ぎ割引が適用される。
○開業後1年限定の施策でmetro大都会アプリ及び微信ミニアプリでは同一金額区間20回分の回数券を販売しており運賃が30%引きとなる。有効期間は最初の利用から30日間。
市域機場線関連情報ページ
・上海公共交通カード
・上海リニアモータカー&地下鉄パス
・上海浦東国際空港
・上海虹橋国際空港
・上海虹橋駅
・上海軌道交通線(上海地下鉄)
◇上海地下鉄路線図
◇市域機場線路線図
◆上海の交通機関◆