上海文化広場の概要
上海文化広場は上海市中心部の復興中路に2011年にオープンしたオペラやミュージカルなど音楽舞台芸術公演を主眼とした劇場施設。
この地での文化施設としての歴史は古く、1920年代はドッグレースなどが行われる場所であったが、中華人民共和国成立後1952年に最初の施設が完成し文化拠点となった。
その後1969年の火災によって焼け落ちたため、1970年に新施設が再建され再び文化施設の役割を担ったが、1990年になると存在意義が薄れ一時は花市場などに利用され全く従来の価値を失った場所になっていた。
2005年から再び再開発計画が進められ2011年に現在の施設が完成した。
その後2016年に上汽集団のスポンサー協力により、施設名に「上汽」の二文字が冠せられ、「上汽上海文化広場」となりチケット代の大幅引き下げが実現した。
現在の上海文化広場は総敷地面積6.5万平方米、総建築面積6.5平方米でメインホール(観衆庁)と練習場などの附属設備を持ち、都心にありながら緑と融和した環境を目指し、半地下形式の建物となっている。
大劇場(メインホール)は1949席(1階1294席、二階192席、三階463席)の三層の客席を有し、舞台から1階客席奥までが39米と比較的近く、音が聴きやすい距離感となっている。
なお2階客席は貴賓席となっており、個室及び独立トイレなどが備えられている。
舞台は、演出が行われるプロセニアム形式の440平方米のメインステージに対して、左右奥に合計1800平方米ものサイド(バック)ステージを備えているため、大型の舞台装置の準備など様々な演出上の要求に応えられる構造を持っている。
上海文化広場の基本情報
中国語名称:上汽・上海文化広場
英語名称:Shanghai Culture Square
開館:2011年09月15日
主要施設:
大劇場:1949席
住所:上海市黄浦区復興中路597号
会場利用:021-54619961
チケット:021-64726000
休館日:なし
開放時間:
公式サイト:https://www.shcstheatre.com/
上海文化広場への交通アクセス・行き方
軌道交通(地下鉄)と公共路線バス:
・軌道交通1号線・10号線・12号線陝西南路駅
(人民広場駅から6分、南京東路駅から10分、国際客運中心駅から15分)
タクシー:
上海駅から10分約21元
上海虹橋駅から24分約64元
上海南駅から20分約35元
世紀大道駅から16分約25元
上海浦東国際空港から40分約157元
その他の上海の劇場・多目的ホール
・上海大劇院(軌道交通1・2・8号線人民広場駅)
・上海国際舞踏中心(軌道交通10号線水城路駅)
・美琪大戯院(軌道交通2号線・12号線・13号線南京西路駅)
・上海雲峰劇院(軌道交通2号線・7号線静安寺駅)
・上海芸海劇院(軌道交通2号線・12号線・13号線南京西路駅)
・上海大寧劇院(軌道交通1号線上海馬戯城駅)
・上海虹橋芸術中心(軌道交通2号線婁山関路駅)
・上海城市劇院(軌道交通1号線・5号線莘庄駅)
・上海商城劇院(軌道交通2号線・7号線静安寺駅)
・1862時尚芸術中心(軌道交通4号線浦東大道駅)
・上海保利大劇院
・九棵樹未来芸術中心(軌道交通5号線望園路駅)
・梅賽徳斯奔馳文化中心(メルセデスベンツアリーナ)(軌道交通8号線中華芸術宮駅)
・上海黄浦劇場(軌道交通1・2・8号線人民広場駅)
・上海話劇中心(軌道交通1・7号線常熟路駅)
・上海馬蘭花劇場(軌道交通1・7号線常熟路駅)
・上海SNH48星夢劇院(軌道交通4・10号線海倫路駅)