上海軌道交通9号線の第三期区間(楊高中路~曹路)と、17号線(虹橋火車站~東方緑舟)が2017年12月30日から運行開始することになったと解放日報が伝えている。
上海地下鉄によると、今回開通するのは9号線3期の13.8キロと、17号線35キロの2路線で、当初同時見込まれていた浦江線(旧8号線3期)は年明けに開業が先送りになった。
今回の開通により、上海軌道交通のネットワークは総延長666キロ(地下鉄637キロ+リニア29キロ)に達し、駅数も389駅(地下鉄387駅+リニア2駅※乗換駅は重複カウント)、乗換駅も52駅に達することになった。
このうち9号線3期は従来の終点である楊高中路駅から楊高中路沿いに東に延び、沿海部の曹路駅までを結ぶ。
既設の松江南站駅~楊高中路駅間を含め全体で運行時間の調整が行われ、平日ラッシュ時間帯は曹路~佘山間と楊高中路~松江南站間の2パターンの運行体形で運転され、それ以外の時間帯は、曹路~松江南站の運行パターンとなるとしている。
また17号線は上海虹橋駅から西へ延び青浦区の中心地区を経て、観光拠点として有名な朱家角と東方緑舟までを結ぶ35キロの路線で、一部市街地では地下区間があるが、概ね高架線を走る。
運行パターンは、平日の朝夕ラッシュ時に虹橋火車站~淀山湖大道及び虹橋火車站~東方緑舟の2パターン運行を行うが、それ以外の時間帯は虹橋火車站~東方緑舟の単一パターン運行となる。
なお、虹橋火車站駅では軌道交通2号線とホームを行先方向別で共有し、東方緑舟方面から人民広場方面へ乗り換えと、人民広場方面から東方緑舟方面への乗り換えがそれぞれ同一方面での乗り換えが可能になる。
さらにお隣の虹橋2号航站楼駅の、これまで未使用だった3番ホームと6番ホームがそれぞれ供用開始となり、17号線→10号線への乗り換えも2号線を経由することにより階段を使用せずに乗り換えが可能になる。
但し、10号線から17号線への乗り換えは虹橋火車站駅において階段を使用した乗り換えが必須となる。