中国国内初の地下鉄の博物館となる「上海地下鉄博物館」が10月28日に開館したと新民晩報が伝えている。
この上海地下鉄博物館は上海の地下鉄の発展の歴史をテーマにした博物館で、上海市閔行区呉中路1779号の、軌道交通10号線紫藤路駅に隣接する場所に設置された。
この場所は10号線の電車庫に上部に当たる場所であり、車庫上の高層住宅とともにこの博物館も設置され、博物館の最終計画面積は5000平方だが、今回は第一期として2800平方米の部分がプレオープンした。
この上海地下鉄博物館では、上海における地下鉄の発展の歴史のほか、都市における地下鉄が果たす役割、地下鉄の文化、安全への取り組みなどが紹介されている。
また5D映像コーナーや、運転士気分が味わえるシミュレーションコーナーなどもあり、知識だけでなく体験を通じた地下鉄の理解が可能になっている。
またミュージアムショップも置かれ、上海の地下鉄に関連する各種グッズもここで買える。
なお、現時点では周辺施設が工事中という事もあって、プレオープン期間中の週末の開放は行われず、毎週火曜から金曜までの変則日程開館で、一般客は火曜日のみ、水曜から金曜までは団体客専用のみが観覧可能となっている。
予約電話は021-26030100(内線504559/504557)で、このプレオープン期間の入場料は一般団体客が15元/人、学生団体10元/人、個人客・70歳以上の高齢者、1.3m以下の児童は無料とのこと。
◇上海地下鉄路線図
上海軌道交通路線図(地下鉄路線図)