上海博物館の別館となる東館が2024年2月2日より試運営を開始し、一般に公開されたと上現サイトが伝えている。
上海博物館東館は上海市浦東新区の上海科技館と上海東方芸術中心に隣接して建設され、敷地面積46000㎡、建築床面積113200㎡の建物で、地上6階地下2階の施設。
この上海博物館東館では青銅器や陶磁器など古代中国の貴重な展示物が公開され、特に青銅エリアでは、紀元前18世紀から紀元後の清朝までの発展の歴史的解釈とともに展示され、包括的な時代理解がしやすい展示体形をとっている。
また各展示物の修復過程現場も公開されており、博物展示活動への理解が得やすい構成をとなっている。
今回の開館に際して、四川省の遺跡「三星堆」から出土した文物を展示する「三星堆・金沙古蜀文明展」が実施され古代中国の古蜀文化を窺い知ることが出来る貴重な展示が行われる。
なお、入館に際しては微信(WeChat)の小程序(ミニプログラム)を使用した事前予約が必須となっており、1週間前から予約を受け付けている。