上海軌道交通16号線で座席を一部撤去し乗客容量増加

 上海軌道交通16号線でクロスシート車両の座席の一部が撤去されたと中国網が伝えている。
 関係者によれば昨年末12月28日に龍陽路まで延長開業した上海軌道交通16号線だが、連日混雑が続いていたため、車両内の一部の座席が取り外され容量の拡大が行われたとのこと。
 16号線の車両では上海市内の路線より長い距離を走るため、クロスシート(車窓に対して横向きの座席)が採用されているが、この配置だと同じ車内の体積でもロングシート(車窓に背を向ける座席)車両に比べ、乗車可能な人数が制限されてしまうという短所があり、車内混雑の原因となっていた。
 今回座席を取り外すことによって乗客スペースが拡大された、ややゆったりとした空間が確保できるようになったとのこと。
 ただ将来的な乗客増を勘案すると根本的な解決とはならないために、関係機関では現在3両編成で運行されている列車を6両編成に増強する方向で検討を行なっているとしている。

上海軌道交通16号線

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