中国では人民元と呼ばれる中国人民銀行発行の通貨が通用している。通称、人民幣(ren2min2bi4)と呼ばれ、RMBと表記される。
また国際通貨表記としてISO4217ではCNYと定義されている。
なお記号として¥が使われることから日本円と混同されやすくなっている。
中国人民元の通貨単位には、元(yuan2)、角(jiao2)、分(fen1)の3種類あり、1元=10角=100分である。但し口語では通常の場合、元は塊(kuai4)、角は毛(mao2)で話されることが多く、元・角・分はあまり使われない。
紙幣は100元(赤)、50元(緑)、20元(黄)、10元(藍)、5元(青)、2元(土)、1元(黄緑)、5角(紫)、2角(緑)、1角(茶)、5分(緑)、2分(青)、1分(ベージュ)の12種類。
硬貨は1元(銀)、5角(銅)、1角(銀)、5分(アルミ)、1分(アルミ)の12種類。
中国人民元は、管理変動相場制が採用されており、人民元と米ドルのレートが日々定められ、米ドルとの他の通貨とのレート値によって人民元とのレート値が決まる。